raspberry Pi B+ 用に raspbian-jessie-lite をインストールした
はじめに
これまではOSインストール済みのSDカードを本体とセットで購入していたのでそれを利用していました。 ただ容量が少ないこともあり32GのSDを買って自分で1からインストールしてみたのでその時の作業メモ。 さらにパーティションの拡張も行ったのでその時の作業メモ。
また今回は以下のサイトを参考にインストールを実施しました。
Installing Operating System Images on Mac OS - Raspberry Pi Documentation
Raspberry Piでパーティションを拡張する – UbuntuによるEco Linuxサーバ構築記
事前準備
新しくOSをインストールするためにイメージファイルを以下からダウンロードしました。
また今回インストールに利用したSDカードはこちらです。
インストール作業
今回はmacでコマンドラインとディスクユーティリティを利用してインストール作業を行いました。
インストール作業は下記手順で行いました。
SDカードの初期化
SDカードの初期化は標準であるディスクユーティリティを使用して行いました。
フォーマットがFATになっていることを確認して実施。これは数秒で完了しました。
コマンドラインからSDカードのアンマウントを実施
次にコマンドラインに移り df
コマンドを実行します。
実行すると以下のようにマウントされていることを確認できました。
> df Filesystem 512-blocks Used Available Capacity iused ifree %iused Mounted on 中略 /dev/disk1s1 61908160 5056 61903104 1% 0 0 100% /Volumes/UNTITLED
/dev/disk1s1
がマウントされているSDカード(のパーティション)のことを指しているので sudo diskutil unmount /dev/disk1s1
でアンマウントします。
当たり前ですが環境によってはdisk2やdisk3などになっていることもあるので確認してからアンマウントしましょう。
sudo diskutil unmount /dev/disk1s1
実行後再度 df
コマンドを実行すると /dev/disk1s1
の項目がなくなっていればアンマウントは完了です。
コマンドラインから dd
コマンドを利用してSDカードへの書き込み
次に dd
コマンドで .img
ファイルからSDカードへの書き込みを行います。
今回はdisk1がSDカードなので実行するコマンドは以下のようになります。
sudo dd bs=1m if=2016-02-09-raspbian-jessie-lite.img of=/dev/rdisk1
ここで/dev/rdisk1
は/dev/disk1
と対象は同じですが書き込み速度に差がでます。
/dev/disk1
とした場合は2312秒ほどかかり、/dev/rdisk1
とした場合は80秒ほどで書き込みが完了しました。
書き込み完了後はディスクユーティリティからSDカードの取り出しを実行するか以下のコマンドでeject
します。
sudo diskutil eject /dev/rdisk1
取り出し実行後はSDカードを取り外し、ラズパイに接続して起動確認します。 問題なくインストール出来ていれば起動するので以上でインストールは完了です。
パーティションの拡張
さてインストール後容量を確認すると30Gほどあるはずが1Gほどしか使用できる状態にありませんでした。
そこでfdisk
とresize2fs
コマンドを使ってパーティションの拡張を実施しました。
fdiskでのパーティション再構築とresize2fsでの適応
上記方法でインストールを実施後まずsudo fdisk -l
で現状を確認すると/dev/mmcblk0p1
と/dev/mmcblk0p2
の二つのパーティションが確認できます。
今回は/dev/mmcblk0s2
のパーティションを一度削除して拡張を行いました。
詳細は参考に上げたサイトを一読してもらえればと思います。
パーティション再構築完了後w
で変更内容を保存してfdisk
を終了するときに警告が出るかもしれません。
しかしreboot
すれば問題なく拡張されていることが確認できると思います。
その後はresize2fs
を実行することで/dev/mmcblk0s2
を利用している/
領域が30Gほどになります。
おわりに
調べたりしながらのインストール作業だったので3時間ほどかかってしまいました。
特に/dev/rdisk
を知る前に/dev/disk
で実施していた時は待ち時間が長った。
これで今後raspbianのインストールが必要になっても問題なくできる。